ネロリ
学名Citrus aurantium ssp. amara
科名ミカン科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位
比重0.863〜0.876
ミカン科の植物、オレンジビターの花からとれる精油です。
同じ植物から、ネロリ(花)、プチグレン(葉)、オレンジビター(果皮)の精油が採れます。
オレンジの果樹園は、甘く華やかな香りであふれるそうです。
ネロリという名前は、イタリアネロラ公国の皇妃、アンナ・マリアが
舞踏会で手袋にこの香りを付けたことに由来します。
主要含有成分表 提供;KENSO
モノテルペンアルコール類 ・リナロール 25-45%
・ゲラニオール、α-テルピネオール
モノテルペン炭化水素類 ・リモネン 10-25%
・β-ピネン 5-20%
・trans-β-オシメン tr.-10%
・β-ミルセン、サビネン
エステル類 ・酢酸リナリル 1-15%
・酢酸ゲラニル、酢酸ネリル
セスキテルペンアルコール類 ・ファルネソール、ネロリドール
・精油の特徴は、不安や心配事、ホルモンの不調により生じる
 不安定な状態から抜け出すのを助けてくれる作用があるということ。
・逆に、リラックスさせる作用が強いので、集中力が必要な時は不向きです。
・また、美肌対策にも期待が持てます

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
モノテルペンアルコール類 ・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 + 
固有作用

・リナロール
  (鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用)
・ゲラニオール
  (鎮痛作用、興奮作用、収れん作用、抗不安作用
   皮膚弾力回復作用、子宮収縮作用)
・α-テルピネオール
  (神経強壮作用、誘眠作用、抗炎症作用、
   収れん作用)   

モノテルペン炭化水素類 ・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用

・リモネン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動運動促進作用)
・β-ピネン
  (強壮作用)
・β-ミルセン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用)   

エステル類 ・鎭痙攣作用 3+
・神経バランス回復作用 3+
・鎮静作用 3+
・鎮痛作用 3+
・抗炎症作用 3+
・血圧降下作用 3+
固有作用

・酢酸ネリル
  (胆汁分泌促進作用)   

セスキテルペンアルコール類 ・ホルモン様作用(主にエストロゲン様) 2+
・鬱滞除去作用 2+
・強壮作用 2+
・刺激作用 2+
固有作用

・ネロリドール
  (ホルモン様作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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